アクターズスクール広島(ASH)卒業生インタビュー、今回は本格派ダンス・ボーカルユニットDancing Dollsで活動している植木美心。
在学中はSPL∞ASHで活躍した彼女が、ASHで学んだことを語る。
小学6年生のときに歌手になりたいと思った
植木美心(うえき・みう)
2001年11月19日生まれ。19期生。在学中はSPL∞ASHや「歌がうまいアイドル日本一決定戦」に出場したSecret Angelsのメンバーとしても活動。2015年3月、大阪発の本格派ダンスボーカルユニットDancing DollsにMiuとして加入。
────ASHにはどのくらい通っていましたか?
小学1年生から1年間レッスン生をしていたんですけど、そのときはまだ小さかったから楽しいばかりで、将来のことはまったく考えてなかったので、一度お休みさせてもらいました。それから6年生になってまた通うようになったので、合わせて2〜3年ぐらいです。
──入ろうと思った理由を教えてください。
テレビで安室奈美恵さんを見て、私もあんなふうに歌って踊ってみたいなと思って、入学しました。でも、楽しいだけで上を目指してなかったから、いったんお休みしました。それで、小学6年生のときに本気で歌手になりたいと思ったので、また通いはじめました。
──緒にレッスンをしていた先輩で印象に残っている人はいますか?
モーニング娘。’15の鞘師里保さんです。一緒にレッスンしたことがあって、鞘師さんのダンスを見て学ぶことが多かったから、すごく尊敬してます。
──当時の鞘師さんはどんな感じだったんですか?
すごくかわいかったです。でも、緊張して話はぜんぜんできませんでした。
──後輩のみんなが憧れるような存在だったんですか?
はい。それに、すごい優しかったんです。
Dancing Dollsの新メンバーに加入
──そして、植木さんも今年の2月からDancing Dollsの新メンバーとしてデビューをしましたね。どんな心境ですか?
レコーディングやミュージックビデオの撮影とか、いろんなことに挑戦できるのがうれしいです。はじめてのことばかりで、「あぁ〜広島以外でもお仕事してる!」という感じがしてます。
──ASHで学んだことで、役に立っていることはなんですか?
歌やダンスだけじゃなく、礼儀も大切なので学んでて良かったなと思いました。まじめだねとか、礼儀正しいねって言ってもらえるのはうれしいです。
──自分の得意なことはなんだと思いますか?
いつも曲の世界観に入り込んで人に伝えようというのを意識しているので、そこをみなさんに見てほしいなと思ってます。
競争心は心のなかに秘めていました
──植木さんはSPL∞ASHとしても活動していましたが、思い出に残っていることはありますか?
TOKYO IDOL FESTIVAL 2014のステージに出させてもらったとき、メンバーみんなと東京にお泊まりをしたのが一番の思い出です。
──メンバーとはいまも連絡をとってますか?
はい。不安なときにLINEで相談すると絶対にいい言葉が返ってきます。新メンバーで入ったときも、「がんばろうね」ってみんなが言ってくれたし、私が最年少だったからかもしれないけど、みんなすごく優しくて、先輩ってかっこいいなって憧れました。
──ASHは学内オーディションがたくさんありますが、そういう競争の大変さは感じませんでしたか?
私は競争心を友だちの前で見せたくなくて、いつも心のなかに秘めてましたね。もちろん、絶対に受かりたいって思ってました。そういうことって学校では絶対に味わえないから、すごく新鮮だと思います。
──在学中の思い出といえば、なんですか?
やっぱり発表会だと思います。発表会は自分を見せる場所だと思うので、一番好きです。
──今後の目標を教えてください。
個人としては、皆さんが応援してくれるぶんもがんばって、レベルアップもしていきたいです。グループとしては、全国放送のテレビに出て、みんなにもっと知ってもらえるようになりたいです。
[高い表現力に注目が集まるアイドルネッサンスのエース 石野理子インタビューに続く]
撮影=石垣星児
執筆=森野広明