世界に名だたる多くのアイドル&アーティストを輩出し続けている、アクターズスクール広島(ASH)。
在校生の注目株にインタビュー。
心に閉じ込めてた夢
清水紗良(しみず・さら)
2006年2月12日生まれ。37期生。Aクラス所属。「愛踊祭2018」のために選抜されたスクール内ユニット「革命少女」の一員。メンバーで最も経験が浅いながらも、センターポジションを任される。
──スクールに入ったのはいつごろですか?
小学校6年生のはじめ、11歳のときです。
──スクールに入ったきっかけを教えてください。
小さいころから、アナウンサーとかアイドルとか女優さんにあこがれてて、ずっと心に閉じ込めてた夢だったんですけど、同じ学校の子がアクターズスクールに通ってるのを聞いて。それで、私も入りたくなってオーディションを受けました。
──それが、5年生の2月ですね。それまで、アクターズスクールの存在は知らなかったんですか?
聞いたことはあって、Perfumeさんが育ったところだというのは知ってて、入りたいとも思ってたんですけど、自分には無理かなって。
──もともとダンスや歌を習っていたりはしましたか?
ダンスは未経験だったんですけど、歌は、年長の終わりくらいから3年生まで「NHK広島児童合唱団」に通ってました。
──そこで歌のレッスンはしていたんですね。
はい。歌と、それに合わせての簡単な振りつけのレッスンをしてました。発表会が1年に一度あって、そこでがんばった成果を発表してました。
──ASHに入ってみて、第一印象はどうでしたか?
最初は、Fクラスっていう新入生クラスに入ったんですけど、私はダンスもやったことがなかったし、合唱団ではクラシカルな感じの曲ばかり歌ってたので、ポップな歌を歌うのは、けっこうむずかしかったです。
──そこからASHの発表会を2回経験してみて、あこがれの先輩を挙げるとしたら誰ですか?
SPL∞ASHの倉岡蒼空さんです。蒼空さんは歌もダンスもすごいので、あこがれてます。
英語が達者で、緊張知らず?
──「2018 SPRING ACT」で、自分として一番よかったと思うのは、どのパフォーマンスですか?
ソロオーディションには合格できなかったので、私が出演したのはAクラスの演目と演劇コースだけだったんですけど、Aクラスの「DAYDREAM BELIEVER」の出だしを歌わせていただけてよかったです。歌詞が英語だったので、自分が得意な面もいかせて、うれしかったです。
──英語を習っていたんですか?
すごく小さいときから習ってて、小学校4年生のときに英検準2級を取りました。でも、いまはもうほとんど忘れてます。中1くらいの英語ならまだ大丈夫ですけど…。
──集団でパフォーマンスする中でもクールな印象が目を引きました。堂々としていて、緊張しているようにも見えなかったです。
小さいときから合唱団でステージに立ってたので、あんまり緊張はしないほうかもしれません。クールなのかは、わからないですけど…。
──ステージをおりると、ハキハキして明るい感じなんですね。
はい! ふだんはけっこうおしゃべりなほうで、まわりからはおもしろいとか、元気がいいとよく言われます。
革命を起こせるように
──「革命少女」について、聞かせてください。
最初はコンセプトとかグループ名とかは決まってなくて。「愛踊祭」(※)のためのスクール内オーディションで決まったメンバーが、私を含めてのこの5人でした。
──メンバーの中でASH歴は一番短いですよね。
そうなんです。私以外は、みんな(元)MAX♡GIRLSだし。みんなより経験が少ないので、メンバーにはすごく助けてもらってます。
──グループ名を聞いたときのことを覚えてますか?
「漢字でかっこいい!」って思いました。本当に革命を起こせるように、みんなでがんばっていきたいです。
(※)愛踊祭(あいどるまつり)
テレビ朝日系列「musicるTV」と連動して行われる、日本全国の女性アイドルが参加するコンテスト。2015年から4年連続で開催されており、2017年には「中国・四国エリア代表」として出場したSPL∞ASHが優勝を果たしている。
撮影=石垣星児
執筆=中野 潤