ピンク・レディーを歌い継ぐ 生え抜きの実力派アイドル 吉田亜衣奈インタビュー

ピンク・レディーを歌い継ぐ 生え抜きの実力派アイドル 吉田亜衣奈インタビュー
この記事は2015年10月9日に「LoGiRL」で公開されたものであり、内容は初出当時のものです。

アクターズスクール広島(ASH)卒業生インタビュー。
今回はピンク・レディーの楽曲を歌い踊り継ぐ、ボーカルダンスユニット「ピンク・ベイビーズ」の吉田亜衣奈が、ASHで学んだ日々を語る──。


「ぱふゅ〜む」に憧れてASHキッズクラスに

[PROFILE]
吉田亜衣奈(よしだ・あいな)
1997年3月17日生まれ。8期生。2013年10月、ピンク・レディーの曲を歌い踊り継ぐボーカルダンスユニット「ピンク・ベイビーズ」の1期生としてデビュー。同ユニットのボイスリーダーも務める。都内を中心に定期的にイベント出演するほか、フランスやインドネシアなどの海外でも注目を集めている。

────ASHにはいつごろから通いはじめましたか?

幼稚園の年長のときにキッズクラスに入ったので、かなり早いですね。近所のショッピングセンターでPerfumeさんのステージをみて、お母さんに私もやりたいって言ったらしいんです。半年くらいずっと頼んでたらしくて、あまりにしつこいから体験レッスンに連れて行ってくれて、そのまま入所しました。

──まだPerfumeが広島のローカルアイドルだったころですよね?

そうです、そうです! まだひらがなの「ぱふゅ〜む」でした。でも、すごく好きでイベントがあれば見に行ってたし、テレビに出たときは全部録画してました。イベントのあと控え室についていこうとして、警備員さんに止められたこともあって…。

──そんなあこがれのPerfumeと一緒にレッスンを受けることもあったんですか?

私が入って半年間はPerfumeさんも上京前だったので、一度だけキッズクラスのレッスンで、あ〜ちゃん(西脇綾香)がアシスタントについてくれました。もう、うれしくて舞い上がっちゃいました。

──ASH在籍中に一番うれしかったことはなんですか?

小学6年生のときにソロオーディションに合格して、アンジェラ・アキさんの「手紙」という曲を歌ったんですけど、初めてステージでひとりで歌ったら、びっくりするくらい気持ちよかったんです。それがい一番印象に残ってますね。はじめはただただ楽しくてレッスンをしてただけだったんですけど、そのくらいのころから、こういうお仕事をしていきたいなと思うようになりました。

──逆につらいと思うことはありませんでしたか?

ちょっと遊びたいなと思った時期もあったんですけど、でもASHに通うことが本当に楽しかったので、その気持ちが勝ちました。スクールは木曜と金曜がお休みなんですけど、夏休みは平日も行けるときはすべて行ったし、土日もクラスのレッスン以外の時間はずっと練習してましたね。

あのころの仲間たちと東京で会する

──ASHで一緒にレッスンをしていた人には、先にデビューをしていった人も多いですよね。

そうですね。乃木坂46の(中元)日芽(香)ちゃんや、あとはモーニング娘。’15の(鞘師)里保ちゃんもずっと一緒にユニットを組んでいました。みんな仲が良くて、デビューが決まったら「がんばってね!」みたいに送り出す感じでした。

──ほかのみなさんの活動もチェックしていますか?

見に行けるものは行きたいんですけど、みんな土日にイベントをやることが多いのでなかなか行けないですね。でも、一緒に頑張ってきたみんながいま東京でこうやって活動できているのは、すごくうれしいですね。自分もそうですけど、あんなにちっちゃかったのになぁって。

──今年(2015年)の8月1日、2日に行われたTOKYO IDOL FES(以下、TIF)にも、ASHの卒業生がたくさん出ていましたよね。

そうなんです。私たちピンク・ベイビーズははじめてのTIFだったんですけど、まなみのりささんやSPL∞︎ASHさん、アイドルネッサンスの石野理子ちゃんもいて。会場には先生たちも来ていて、楽屋に行く途中にボイスの田中先生を見かけたので、思わず抱きついちゃいました。あのころ同じスタジオでがんばっていたみんなが、まさかこんなところで集まることができるなんて、想像もしなかったので感慨深いです。

生歌ゆえにマイクの数でメンバーが変わる

──吉田さんの在籍するピンク・ベイビーズは、どんなユニットですか?

私たちは、ピンク・レディーさんの曲を歌い踊り継ぐボーカルダンスユニットとして活動しています。「UFO」や「ペッパー警部」、「渚のシンドバッド」あたりはみなさんもよく知っていると思うんですけど、カップリングにもかっこいい曲がたくさんあって、私たちのグループではそういった曲も踊れるようにアレンジしているので、いま聞いても新鮮に聞こえると思います。

──ASHで学んだことでいま役立っていることはなんですか?

やっぱり基礎は大きいと思います。あとはMCですね。スクールでも、みんなの前でMCの練習をするんですけど、元気いっぱいで「みなさんこんにちは〜!」ってやるのが苦手だったんです。でも、いまは当たり前にできるというか、それはアクターズ時代にやっていたおかげかなって思います。当時はイヤで仕方なかったけど、いざ出てみると必要なことだったんだなと改めて思いました。

──ASHは在学中からステージに上がる機会が多いですからね。

そうですね。いま、ピンク・ベイビーズは14人いるんですけど、少人数の選抜で出ることもあるんです。そういうときは2、3日前に歌割りが決まったりするので、フォーメーションを自分たちで考えてそれに対応ができるようになったのは、ASHでやっていたユニットオーディションの経験が役に立っていると思います。ユニットオーディションは、自分たちで立ち位置や振り付けも決めていたので。

──全員がそろわないでスタージをやることもあるんですか?

はい。用意されるマイクの本数によって、メンバーの数が変わるんです。基本的に全員がマイクをもって生で歌うようにしているので、3人のときも、5人のときも、7人のときも、11人のときもあって。ダンスにも力を入れてがんばっているので、息が切れちゃうときもあるんですけどね。

──それはおもしろいシステムですね。あと、ピンク・ベイビーズは海外でライブをする機会も多いそうですね。

そうなんです。フランスには3度行かせていただいています。あとは、インドネシアでもライブをやらせていただいて、9月末にジャカルタで開催された「ANIME FESTIVAL ASIA (AFA)」 にも、選抜メンバー5名で参加してきました。メインステージではJKT48さんと一緒にトークとライブをさせていただき、Cool Japanブース(Cool Japan Lounge)のミニステージでは1日3回のミニライブをしました。

インドネシアの方はすごく一生懸命応援してくれて、大きな声で名前を呼んでくれたり、日本語で私たちの歌を一緒に歌ってくれたり、コールをすぐに覚えてやってくれたりすごく盛り上がりました。外国のファンの方も、日本と変わらない熱い応援をしてくださいますし、ブログにもコメントをくれるので、すごくうれしいですね。

ASH出身者はヌケている人が多い

──吉田さんも大好きなPerfumeさんを筆頭に、ASHの卒業生は海外でも活躍する方が多いですが、なにか理由はあると思いますか?

私はASHのみんなががんばっているから、自分もがんばろうって思えるので、それがみんなを向上させていっているのかなって思います。卒業してからも、きっとお互いに意識はし合っていると思うので。

──そういう意味でも、ASH出身者に共通する資質ってありませんか?

う〜ん、どうなんだろう。でも、わたしのまわりの子たちは、意外としっかりしてない気がします。ステージではキラキラ輝いてるんだけど、普段はどこかヌケてるというか。みんないつも「早く片付けなさい!」って怒られてましたし。別に裏では輝いていないということではないんですけど、ステージ上とのギャップはすごくあるなって思います。

──それは、吉田さんも例外ではない?

私も…そうですね。いろいろやらかしちゃうタイプです。フランスに行ったときもパスポートをタクシーに忘れてしまったり、レストランにiPodを忘れてきたり…。でも、ステージではがんばっているので、ぜひピンク・ベイビーズのことをチェックしてもらえたらうれしいです!

「Perfumeの妹分と呼ばれて」松前吏紗(まなみのりさ)インタビューに続く]


撮影=塚田亮平
執筆=森野広明

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